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つくって!食べて!
知ってみて!
京の行事食

食生活に節目をつけるおきまり料理や、
暦や年中行事に合わせた行事食を、
親子で作ってみましょう。
京の食文化と年中行事が深い関わりにある
ことを楽しく学ぶことができます。

川添智未先生

料理監修

京の食文化ミュージアム・あじわい館 語り部川添智未先生

唎酒師・日本酒学講師・野菜ソムリエプロなどの資格を持ち、
京都の食文化や産業を主なテーマにするライター。

3月のレシピ
-ばら寿司-[ BARAZUSHI ]

材料(4人分)

  • 3合

  • すし酢

    大さじ7

  • 大さじ4

  • 干椎茸

    4~6枚

  • かんぴょう

    10g

  • 人参

    1/4本

  • 塩、砂糖、みりん、醤油

    各適量

  • レンコン

    中サイズ5cm程度

  • 花菜はなな

    12本程度

  • 錦糸玉子

    玉子2個分

  • 紅生姜

    各適量

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レシピ

  • 作り方①

    1

    干椎茸は前日から水で戻し、かんぴょうも戻します。それぞれ砂糖大さじ3、みりん大さじ1、醤油大さじ2で調味して煮ます。

  • 作り方②

    2

    ちりめんじゃこをすし酢(大さじ3.5程度)に浸けておきます。レンコンは皮をむき、目に沿って切り込みを入れると、薄く切った時に花型になるので綺麗です。薄く切った後、塩茹でし、すし酢(大さじ3.5程度)に浸けておきます。

  • 作り方③

    3

    花菜は先の部分だけを切って、10秒程度塩茹でします。

  • 作り方④

    4

    人参とレンコンの端切れを細かく刻んで塩茹でします。

  • 作り方⑤

    5

    かんぴょうと椎茸の汁気を絞り、細かく刻みます。椎茸は飾り用に1〜2個、細長く切っておきます。

  • 作り方⑥

    6

    米をといで釜に入れ、分量の水を加えて炊きます。炊き上がれば、ちりめんじゃことレンコンを浸けていたすし酢を混ぜます。

  • 作り方⑦

    7

    人参、ちりめんじゃこ、かんぴょう、椎茸を⑥に入れて、こねないようにさっくりと混ぜます。

  • 作り方⑧

    8

    器に⑦を盛って錦糸玉子(薄焼き玉子を刻んだもの)をのせ、椎茸、花菜、レンコン、紅生姜などで飾ります。

  • 作り方⑨

    9

    綺麗に飾り付ければ完成です。彩りは絹さや、海苔、茹でた海老など、具もかまぼこ、高野豆腐、湯葉、いりごまなど、お好みでアレンジしてください。

12月のレシピ
-大根の炊いたん-[ DAIKON NO TAITAN ]

材料(4人分)

  • 大根(1kg程度)

    1本

  • 油揚げ(京あげ)

    1枚

  • だし汁

    600ml

  • 小さじ1

  • みりん

    大さじ2

  • 淡口醤油

    大さじ1

  • 米のとぎ汁

    適量

  • ※米のとぎ汁がなければ水に米か糠を大さじ2加えてください。

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レシピ

  • 作り方①

    1

    大根は3cm位の輪切りにして皮をむき、角を面取りします。

  • 作り方②

    2

    油揚げは食べやすい大きさに切ります。

  • 作り方③

    3

    鍋に①の大根を入れ、米のとぎ汁を注いで大根がやわらかくなるまで茹でます(約30分)。

  • 作り方④

    4

    ③をザルにあげて水洗いして、表面の糠や汚れを取り除きます。

  • 作り方⑤

    5

    水洗いした大根と油揚げを鍋に入れ、だし汁と塩、みりん、淡口醤油を注ぎます。

  • 作り方⑥

    6

    中火で約30分煮ます。火を止めていったん冷ますと、大根に味がよくしみます。

  • 作り方⑦

    7

    温め直して器に盛り付けて完成です。刻んだ柚子皮や七味唐辛子をふるとさらに風味が増します。

  • 作り方⑧

    8

    むいた皮と面取りした端切れは刻んで、きんぴら・酢醤油漬け・かつお梅和えなどにすると美味しいもう一品になります。

9月のレシピ
-里芋田楽-[ SATOIMO DENGAKU ]

材料(4本分)

  • 里芋(直径3cm程度)

    16個

  • 大さじ1

  • 白味噌

    100g

  • 砂糖

    30g

  • みりん

    大さじ1

  • めんつゆ(2倍濃縮の場合)

    小さじ1

  • 竹串(長さ15cm程度の平たい串がおすすめ)

    4本

  • 味噌だれは多めにできるので、ほかの料理にもお使いください。

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レシピ

  • 作り方①

    1

    里芋は皮と皮をこすり合わせて水洗いします。

  • 作り方②

    2

    両端を3mmほど切り落とします。大きい芋は半分に切ります。

  • 作り方③

    3

    鍋に里芋と塩を入れ、里芋がかぶるくらいまで水を入れます。火を点け、沸騰したら10~15分ゆでます。

  • 作り方④

    4

    ザルにあげ、あら熱がとれてから皮をつまむと、きれいに皮がむけます。

  • 作り方⑤

    5

    串に4個ずつ刺します。

  • 作り方⑥

    6

    白味噌・砂糖・みりん・めんつゆをよく混ぜ、電子レンジ(600wの場合)で約1分加熱します。

  • 作り方⑦

    7

    ⑤の上に⑥を適量塗り、グリルまたはオーブントースターで味噌にこげ目が付くまで焼きます。

  • 作り方⑧

    8

    器に盛り付けて完成です。味噌だれには柚子、白ごま、粉山椒などをかけたり混ぜ込んでも美味しいですよ。

6月のレシピ
-水無月-[ MINADUKI ]

材料

  • だんご粉

    120g

  • 砂糖

    80g

  • 小豆(甘納豆)

    適量

  • 160〜180cc

  • 牛乳パック(容器として使用。高さ5cm程度にカット)

    2個

  • だんご粉を使用すると簡単でもちもちプリプリした食感になります。
    水は天候や粉の状態に応じて調整してください。 水は多い方がやわらかくなめらかな仕上がりになります。
    牛乳パックはジュースのパックなど同様の紙パックでもOKです。

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レシピ

  • 作り方①

    1

    だんご粉、砂糖を量ってボウルに入れ、よく混ぜます。

  • 作り方②

    2

    水を3回ほどに分けて加え、ダマができないように丁寧に混ぜ合わせます。

  • 作り方③

    3

    ②で作った生地を牛乳パックに注ぎます。牛乳パック1つあたり大さじ2杯くらいの生地を残しておいてください。

  • 作り方④

    4

    600wの電子レンジの場合、約1分30秒加熱して様子を見てみます。表面がまだ水っぽいようであれば30秒ずつ加熱していきます。

  • 作り方⑤

    5

    生地が半生に固まれば、小豆(甘納豆)を均等に乗せていきます。その上から先ほど残しておいた生地を注ぎ入れてください。

  • 作り方⑥

    6

    もう一度電子レンジに入れ、様子を見ながら1分加熱してみましょう。生地が垂れるようならもう30秒加熱し、ほぼ固まればあとは余熱でOK。

  • 作り方⑦

    7

    水に浸けてあら熱を取ってください。冷蔵庫などで冷やしておくと更に美味しくなります。すぐ食べたい時は氷水で冷たくなるまで冷やしましょう。

  • 作り方⑧

    8

    包丁を水に濡らして牛乳パックごと対角線で切ります。手にも水を付けてパックから取り出してください。

  • 作り方⑨

    9

    ガラスなどの器に盛れば、できあがりです。

Leafmini Vol.47 
2021年6月3日発行 P.15

「親子で体験しよう!行事食」ページに
おきまして、レシピの分量の表記に
間違いがございました。

【誤】だんご粉120cc 【正】だんご粉120g

だんご粉120cc(約80g)で水無月を調理した
場合でも美味しく出来上がりましたが、
正しいレシピの分量はだんご粉120gでした。
大変申し訳ございませんでした。
▼修正版の誌面はこちらから
ご確認いただくことができます。