「五山の送り火(ござんのおくりび)」は,五山だけじゃなかった!?

祇園祭とならんで,京都の夏を彩る行事といえば「五山の送り火」。毎年,お盆の最後の日,8月16日に行われます。

さて,この五山の名前と送り火の字,点火の順番をすべて言うことができますか?正解は,東山如意ヶ嶽の「大文字」→左京区松ケ崎西山・東山の「妙・法」→北区西賀茂船山の「船形」→北区衣笠大文字山の「左大文字」→右京区嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」。しかし明治初期までは5つの山だけでなく,およそ10もの山で行われていたとか。現在は見ることができませんが,「一」・「い」・「竹の先に鈴」・「蛇」・「長刀(なぎなた)」という送り火もあったそうです。

ちなみに,京都の「五山の送り火」を,ときどき「大文字焼き」と表現していることがありますが,これは大間違い。気をつけてくださいね。

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京の年中行事

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