9月9日は,五節句のひとつ「重陽(ちょうよう)の節句」。中国の陰陽道(おんみょうどう)という思想の中で一番大きな陽数“9”が“重なる”と書きます。また「菊の節句」とも呼ばれており,菊の花にまつわる習わしがあるんですよ。 …
「お月見」の季節になりましたね。お月見とは「観月(かんげつ)の宴(うたげ)」のことで,中国から伝わり平安期の宮中で盛んに行われていました。 一般の人たちには,秋の恵みに感謝する収穫祭として親しまれるようになったそうで,豊 …
さまざまな歴史が生まれ,受け継がれている京都ですが,じつは,地域の子どもたちが通う小学校の歴史が始まったのも,京都だということを知っていましたか? みなさんは “学区”という言葉を耳にしたことがありますよね。一般的には, …
葵祭,祇園祭と並ぶ京都三大祭のひとつ,「時代祭」。100年以上の歴史があるにも関わらず,他の2つの祭に比べると,なんだか新しく思えてしまいますね。 時代祭は1895年(明治28年),平安京遷都から1100年を記念した奉祝 …
旧暦の亥の月(現在の11月),最初の亥の日の亥の刻に,イノシシの子のようなカタチをした「亥の子餅」を食べると,万病から逃れると言われています。さらに“亥”は中国の陰陽五行説で水性にあたることから,火災を逃れるという考えが …
この時期,神社などへ「七五三」のお参りをする家族連れをよく目にしますね。でも,どうして「七五三」は7歳の女児,5歳の男児,3歳児と決まっているのでしょう? 昔は子どもが生まれても病気で亡くなってしまうことが多く,7歳まで …
11月に入ると「お火焚き」と呼ばれる行事が,各神社や町内で行われますね。これは,江戸時代から受け継がれる火を使った行事。もとは宮中の収穫祭にあたる新嘗祭(にいなめさい)が一般の人々に広まったものという説があります。また, …