ひな人形の飾り方って?

33日は「上巳(じょうし)の節句」。上巳とは,陰暦で3月の最初の巳(み)の日のこと。「桃の節句」や「ひな祭り」ともいい,女の子の健やかな成長を祝う日です。

 「ひな祭り」の起源は平安時代までさかのぼることができますが,この節句にひな人形を飾るようになったのは江戸時代ごろから。京都では,男女一対の内裏雛を向かって右側に男雛,左側に女雛を飾るのが習わしで,京雛と呼ばれています。これは宮中での天皇・皇后の並び方に合わせたからなのですが,明治以降,宮中でも欧米式が取り入れられて逆に並ぶようになり,それに影響を受けた人形(関東雛)が全国に広まりました。とはいえ,京都ではやっぱり京雛ですよね。

節句の名前や“ひな祭り”について,ぜひ覚えておいてくださいね。

動画授業「京のほぼ30秒講座」も,要チェック!

京の年中行事

Copyright © 京都市文化市民局文化財保護課 All Rights Reserved.